最愛のペットが亡くなった時にペットロスの喪失感から生み出された新しい埋葬の形があります。
それが真珠葬です。
アコヤガイに亡くなったペットの遺骨を樹脂で包んで託し、 美しい五島列島の海で時をかけて真珠として生まれ変わります。
一つ一つ形も色も違う、世界でひとつの真珠がペットの遺骨から作れるので、全く新しい葬儀の形になります。
今回は…
- 真珠葬『虹の守珠(にじのもりだま)』はどんな仕組みなのか?
- 完成するまでの時間や費用はいくらぐらいなの?
- ペットは犬や猫に限るの?
…という内容をお伝えします。いつまでも愛した『あの子』のことが忘れられず、ペットロスに陥る方も多いことでしょう。
『あの子』の生まれ変わりとして感じられたら、少しでも傷が癒えるかも知れません。
ペットの真珠葬『虹の守珠(にじのもりだま)』とは?
新しいペットの葬儀、真珠葬を簡単に説明しますと…。五島列島の奈留島で養殖真珠を育てるアコヤガイを使った葬儀法です。
奈留島はアコヤガイの生産で有名です。真珠葬の開発には…
- 化粧品開発などを手掛ける『ウービィー』
- 日本一大きな真珠を作る匠の技を持つ『多賀真珠』
- 長崎大大学院水産・環境科学総合研究科の『松下吉樹教授』
…が共同で携わりました。ペットを想う気持ちと真珠を作る技術によって生まれた共同開発だと言えます。
匠による手作業で1つずつ作られています
真珠葬は匠による手作業で、ひとつひとつペットの骨をコーティングして核を作ります。
極小のICチップも一緒に埋め込み個体識別ナンバーも認識可能となっています。他のペットと混ざる心配もありません。手作業なので気が遠くなるような作業ですが…。
そして核をアコヤガイに託し、美しい海で愛するペットは時を経て輝きに包まれた真珠になります。
完成するまでの時間や費用はいくらぐらいなの?
真珠葬はいつでも作れるとは限りません。受付時期など限られています。また受付人数も制限されています。
きっと上質な真珠を作れる職人さんや、品質の良い管理をするうえで上限を決めているのでしょう。
2019年12月現在の案内状況はコチラとなっています。
※申し込み時に20万円(税別)をお支払い頂きます。残りの費用25万円(税別)は真珠をお届けしたあと、一週間以内の振り込みをお願いします。
お申し込みや契約など詳しくは真珠葬の公式サイトにてご確認ください。
完成するまでの時間は夏と秋によって違いますが約1年〜1年半かけて10ミリ前後の真珠に育ちます。
また、自然環境などにより真珠化されなかった遺骨は返却されます。
真珠葬のペットは犬や猫に限るの?
犬や猫などの動物全般が対象です。ですが、真珠葬には8個の小さな遺骨を預ける必要があります。
その遺骨が適切なサイズなのか、あまりにも小さいペットを依頼したい場合は問い合わせてみてはいかがでしょうか?
母体の貝に包んでいるので、大きい骨よりも小さい骨の方が重宝されそうな気がしますけどね。
定期的に様子を動画や写真で送ってくれます
真珠葬を依頼すると核入れや定期的に清掃する様子などを、写真や動画でメールやLINEに飼い主に配信してくれます。
完成した真珠と共に、記録した写真集やDVDにして飼い主に渡してくれます。
ペットロスで心にぽっかり穴が空いたり、傷が癒えない方も多いでしょう。
真珠葬をすることで自然の時の中で少しずつ心を癒したり、生まれ変わった真珠を見つめたり身に着けることで、心が落ち着いてくるかも知れません。
委託する真珠とは違い自宅で観葉植物のように、樹木葬として育てる方法もあります。
愛するわが子同然のペットを失うと少しでも存在を探してしまいます。私も使い続けたおもちゃや毛布を片付けるのに時間が必要でした…。
空間に【物】として存在してくれるだけでも癒される時があります。
新しい葬儀の選択肢としてペットの真珠葬も広まると良いですね。